多くのアスリートが自分の競技の特異性を吟味することなく、教科書的に正しいトレーニングばかりを行ってしまっているように思います。

 

ウエイトトレーニングを必死に頑張り、その記録が伸びたにもかかわらず自分の競技成績は上向かない、あるいは記録が落ちてしまうことすらあります。

 

どんなにBig３（スクワット、ベンチプレス、デッドリフト）の記録が向上したとしても、その成長を自身の競技に結びつける別の努力が必要となります。

 

多くの競技スポーツにおいて短時間での筋力発揮、すなわち瞬発力（筋パワー）の向上が求められる局面が多く存在します。そのため、瞬発力プログラムが競技力向上に多大な影響をもたらします。

 

短距離の全力疾走や切り返し時の爆発的な筋発揮が多くのスポーツで要求されるのはもちろん、サッカーではキックの瞬間、野球でもバッティングの瞬間、アメフトやラグビーにおけるタックルの瞬間、室内のスポーツでも挙げればきりがありません。